ベルジアンヘアー

基本データ

室内でうさぎを飼うのが一般的な日本では、中型でも大きな部類となるベルジアンヘアーはそれほどポピュラーではありませんが、愛好家の中では品格のあるうさぎとして人気です。細長く引き締まった体とすっと伸びた手足は、研ぎ澄まされた野性味を感じさせてくれます。

ベルジアンヘアーの性格は、見た目から分かるように人間に媚びず、怖がることもほとんどありません。また、とても頭が良いのできちんと世話をしてあげるとなつきますし、特にオスは後をついて離れないぐらいなついてくれます。

ただしやんちゃでいたずら好きという性格ではなく、クールな一面も持っていますから、ふざけ半分でいたずらをしたりすると攻撃してきたり、なつかなくなったりするので注意しましょう。

自己主張も強いので、外に出たい、エサが欲しいなどの態度もはっきりしていて、こういった面では面倒を見やすい性格とも言えるでしょう。

ベルジアンヘアーを飼う場合は、まず大きくて広いケージを用意しなくてはいけません。

俊敏そうな見た目と違い、激しく動き回ることはないのですが、体が大きいので小さいケージではストレスが溜まってしまいます。ですのでエサ入れや水入れ、トイレを設置してもある程度歩き回れる余裕があるぐらいのケージで飼うようにしてください。

エサはうさぎ専用のペレットと牧草で大丈夫ですが、運動量が少ないためペレットの割合が多すぎると肥満になることがあります。病気を防ぐためにも、ペレット5割牧草5割の割合で与えるようにしましょう。

そしてベルジアンヘアーは足が細いので、骨折には注意してください。硬い床材だとちょっとした拍子に折れてしまったり、足の病気になることもありますから、柔らかい床材で衝撃を和らげてあげましょう。

ブラッシングもしなくてはいけませんが、ベルジアンヘアーはかなり短毛なので毎日する必要はないため飼育の手間は少ないです。ですので経験者はもちろん初心者でも飼いやすい品種と言えるでしょう。