ニュージーランド・レッド

基本データ

あらゆる大型種のうさぎの品種改良に使われてきたニュージーランド・レッドは、体重はそれほど重くないのですが大型うさぎの原種とも言える品種です。大型種にしては珍しい丸顔を持っているのが特徴で、カラーはレッドですが同じ品種であるニュージーランド種にはブラックやホワイトもあります。

性格は一言でいうと少々きついようです。

家畜用として飼われているのが一般的なので、ペット用として品種改良されたうさぎとは性格がまったく異なります。

ただ、きついと言っても攻撃的というのではなく、良く言えばしっかり自立していて人に媚びない性格です。
ARBAに登録されているうさぎの中でももっとも古い品種で、ペット用の改良もされていませんから、一緒に遊んだり抱っこをしたりすることはほとんどできません。

ですが、丁寧に世話をしてあげれば対等に接してくれるので、友人のような関係を築けるでしょう。

大型うさぎの原種であるものの、ニュージーランド・レッド自体は特に大きいわけではないので、飼育用品は小型用以外のものなら何でも対応できます。個体によって若干の違いはありますが、ケージ、エサ入れ、水入れ、トイレも基本的には普通サイズのものでかまいません。

ニュージーランド・レッドを飼う上で気をつけなくてはいけないのがエサです。ニュージーランド・レッドは人の手がほとんど加わっていない品種ですから、エサに関してはきちんと管理する必要があります。

例えうさぎ用であっても、パンやクッキーなどの炭水化物は腸に異常を引き起こすので厳禁です。特にシロップ漬けのドライフルーツなどは、腸内環境を悪化させてしまうので気をつけてください。

基本となるのは牧草や葉物野菜で、栄養バランスを整える程度にうさぎ用のペレットを与えるようにしましょう。エサの管理には気を使いますが、短毛ですからお手入れも簡単ですし、大きすぎないのでケージ内の掃除も特に大変ではありませんから、クールなうさぎを求める方にはオススメの品種です。