基本データ
- 英語名 : Dutch Rabbit
- 体重 : 1.5kg~2.5kg
- 原産国 : オランダ
- 毛 : 短毛
- 耳 : 立ち耳
特徴
ヨーロッパでは、古くから飼いウサギとして人気だったダッチは、鼻から額にかけてくっきりと鉢割れした白と黒のツートンカラーが特徴で、胴体も前が白で後ろが黒というマーキングからパンダウサギとも呼ばれています。
ちなみにダッチが原種のミニウサギという雑種もいますが、こちらは病気になりにくく体が丈夫という特徴があります。
性格
日本でも1970年代から、室内で飼育できるうさぎとして人気を博し、その人気は平成の現代まで引き継がれています。これだけ長い人気が続いているのは、特徴的なマーキングによる愛らしさに加え、性格も温和で飼いやすいことも理由です。
基本的にうさぎの性格はあまり攻撃的ではありませんが、ストレスのせいで攻撃的だったり怒りっぽい性格になることもあります。しかし、ダッチは普通のうさぎよりもおとなしいですし、好奇心が旺盛なポリッシュなどの品種と違い、行動的ではないためストレスも溜まりにくいので初めてうさぎを飼う方に適した品種です。
ぴょんぴょんと元気に跳ね回って遊ぶわけではないので、ちょっと物足りなさを感じるかもしれませんが、こまめに運動をさせる必要がないので忙しい方でも飼いやすいでしょう。
飼い方
ダッチを飼う場合、まず気をつけたいのはエサです。成長したうさぎには、栄養がたっぷり入っているうさぎ専用のペレットをエサにするのが一般的ですが、食べ過ぎると栄養過多になり人間と同じように動脈硬化や肥満のリスクが高くなります。
ペレットは主食ではなく栄養補給という位置づけにして、基本は牧草をたっぷりあげるようにしましょう。牧草は栄養が豊富でありながらカロリーは低いので、栄養過多になる心配がありません。
ダッチの主食にする場合、アルファルファかチモシーが基本になりますが、アルファルファは栄養価に優れているため、子うさぎの時や妊娠している時にあげるといいでしょう。
ただし、高齢のダッチだと栄養が豊富過ぎて消化しきれないこともあります。ですので、高齢のダッチにはチモシーを主食にする、というように成長ごとにエサをきちんと管理してください。