ウサギの多頭飼いをするメリット
ウサギは寂しいと死んでしまうという話をよく聞きますが、実際にはウサギは基本的に単独行動なので特に多頭飼いする必要はありません。
しかし、多頭飼いすることで飼い主自身の心が満たされるというメリットはあるのかもしれません。ウサギの人気は昨今うなぎ上りでウサギカフェというのも人気となっています。ですからもともと一人暮らしで寂しいという方や経済的に余裕があるからウサギをたくさん買いたいという方には多頭飼いは向いています。
なお多頭飼いをする場合、2羽のオスを一緒にすると喧嘩をしますので、ケージを離して飼うか、オスは1羽にして残りはメスにするようにしましょう。メス同士でも喧嘩をすることがありますので、1羽につき1つのケージを与えれば特に問題なく、楽しいウサギとの暮らしが望めます。家で繁殖をしたいという方にも多頭飼いはブリーダーを探す手間が省ける、純血種が生まれるというメリットがあります。
多頭飼いのデメリット
多頭飼いをするデメリットは無計画に子ウサギが増える恐れがあることです。
ウサギは生後半年から長くて5歳まで出産することができますし、妊娠のサイクルも非常に短いです。ですから繁殖させたい場合は計画的に獣医と相談しながら、ウサギの健康状態を確認しながら行いましょう。
繁殖を避けたいという場合はオスとメスを決して近づけさせないこと、去勢手術を考えることです。
もう一つのデメリットはエサ代など飼育にかかる費用が高くなることです。経済的に余裕があるならいいのですが、ウサギは年齢によって与える餌の種類が変わりますし、水も与えなければなりませんから、2羽飼えば2羽分の、3羽飼えば3羽分のお金が必要と考えた方がいいでしょう。経済的な余裕がないなら1羽にとどめ、繁殖したいときはブリーダーを頼るなど考えてみてください。
このように多頭飼いのメリット、デメリットはいろいろありますので、あなたの生活環境や状況に応じて単独飼いか多頭飼いか検討してみてください。